すてきな まわり道

アイドルは良薬。

中村文則「私の消滅」

こんばんは、もふ山です!
女子高生です!(エイプリルフール)



…ふぅ。婚活中の27歳OLは、お見合いを終えてただいま某ネットカフェにおります。
どうしてもスイーツと紅茶…みたいな流れになってしまうので、反動で今めっちゃ塩だれカルビ丼食べてる。


は~~~やっぱり大画面でアイドルの動画スイスイ見られるの、至福の時間過ぎるよ~~~~
テンちゃん可愛い~~~チェンマイ最高~~~


………これはモテない~~~~息をするようにモテないライフスタイル~~~~

で、今日はK-POPの記事じゃないんです。本です。
読者の皆さま、多分NCTの記事以外興味無いと思うんですが。

先日、会社の先輩に勧められてこれを読みました。



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いっぱい小説読むぞ!と意気込んで昨年買ったkindleが結局BL漫画の倉庫になってしまっていたので、久しぶりのちゃんとした読書です。
いや面白かった。桐野夏生さんの作品が好きなので、これもグイグイ読み進められました。
文体の好みってあると思うんですが、私は好きだった。

元々人間の闇とか色々な形の愛とか、そういったものに興味があって。
卒論は「源氏物語に登場する物の怪と現代人の心の闇の共通点」みたいなテーマで書いてたくらい。(文学部出身)

このページをめくれば、
あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない。

この出だしだけでかなりのインパクトがありますよね。

恥ずかしながら彼の他の作品を読んだことがなく、ご本人についても全く予備知識がない状態だったのだけど
中村さんは自分を依童にして文章を書かれる方なのかな…?憑依型というか。


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それくらい心の奥深くまで読み解いていく力がすごい。
特に「ネズミ人間」が登場するあたりとか、宮崎勤精神分析をするような部分にとても惹き込まれました。

全身麻酔をされているのに意識だけが戻ってしまって、天井の鏡でメスを入れられた体の中を見させられている…
しかもその体は自分の物ではない。そんな感覚がした。もうこれ以上は…!ってなる。
でも理解しようと見つめる行為はある種の優しさなのかもしれない。


前半、一人称で物語が進むうちはなんだか仄暗い空気に包まれている状態なんだけど、途中「もうわかりますよね、○○さん?」と
名前が出てきた瞬間一変するんです。後半からはあっという間。



「私」とは何か。




は~~~やっぱり読書っていいな。
集中する時間というのも気持ちが良いし、自分の知らない世界に知らない言葉で連れて行ってもらえる手軽な小旅行のような物です。

映画館や劇場に足を運ぶのが好きなのも、わりと同じ理由。
この記事を見てくださった方のオススメ作品も、ぜひ教えて頂きたいです。


ただまぁなんていうか婚活に行き詰っているアラサーが夜にコレ読むと病むね!!!!!

「この世界は時に残酷ですが、共に生きましょう。」

私の消滅

私の消滅