すてきな まわり道

アイドルは良薬。

ディオールと私

見てきました。愛ゆえに長くなります。
 
すごかった(;_;)/~~~(語彙力)
気づいたらスクリーンに向かって両手合わせてたよね。本当にすごいものを目の前にすると人間って自然に拝むんだなぁって。
 

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内容としては三大ビッグメゾンの1つ、【christian dior】のオートクチュールコレクションまでの8週間を追ったドキュメンタリー形式の映画です。
 
中学生の頃、図書館でMODEet MODEというモードファッション誌を読み漁り、コレクション写真でスクラップブック作ってたくらい、私パリコレが大好きなんです。
それぞれのデザイナーの頭ん中を覗かせてもらえてる、みたいなあの世界観。
…だからもう、この作品たまらんかったわ~!美しすぎて何度か「んぐぅ……;;」って声でた。
 
んで、何が大変かって……
通常コレクションって4~6ヶ月は制作期間がある。でも今回は2ヶ月(笑) プレタポルテならまだしも。
そして今回就任するデザイナーはオートクチュール未経験かつメンズ畑でやっていた人。なにそれ!ふつーに無理!(ギャル)
 

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そのデザイナーというのがラフ・シモンズ。私素人だから~全然わかんないんですけど~個人的な第一印象は神経質そうで、わりと人見知りなのかなって。(cv:ゴッドタンのキャバ嬢あいな)
当たり前だけど、自分が作りたい物のために妥協しない。こだわる。
 
ここでドキュメンタリーならデザイナーに焦点合わせる事が絶対多くなると思うんだけど、この作品では彼の右腕であるピーター(鬼コミュ力)とかお針子さんにもしっかりスポットが当たってて。

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産み出すのは確かにデザイナーだけど、それを作るのは長年ディオールを支えてる現場なんですよね。良いものを作るために、彼らと少しずつ信頼関係を築いていく。この作品はただ単に洋服が出来る過程を追う、というより人間ドラマなんです。
うるせーなって思った?
私も思った。
 
 
 
 
 
 
印象に残ったのはラフのアイディアで壁一面に花を敷き詰めた会場を経営者とかが見てたとき。まずコストの話をしてたんですよね。当たり前なんだけど。
 

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今回は案が通ってたけど、ビジネスにならない採算がとれない、という理由で実現できないものも有るんだろうなぁ。
これはファッション業界に限らず、何かを作る仕事にはあり得ることで。
この葛藤…少し切なくなった(´・ω・`)
芸術をビジネスにするって難しいよなぁ
 

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VIP顧客の急なオファーで職長のお針子さんが出張になってしまった時。
試作品?をチェックする、みたいな大事な日だったんだけど、彼女がいない。
ラフは怒るけど、スタッフは顧客を無下に出来ないのもわかってる。
1シーズン5000万オーダーする上顧客。
そういうお客様が居て、なりたってるからねぇ。予算がなければそもそもコレクション発表出来ない。こういう板挟みも現場ならではの苦労だな、と思った。
 
 

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ラフシモンズという人間にすごく惹かれてしまったのは、コレクションが始まるちょっと前のシーン。ショーの最後、観客の前に出るかどうかの打ち合わせをしてた時。
「あんな大勢の前に出るなんて。死んでしまう!」みたいなことを言うんですよ。人前に出るのをめっちゃ拒否るんですよ。
 
意外でした。私の中のデザイナーに対する勝手なイメージで、自分の世界を表現する=前に出るのが好きだと思ってたから。
でも逆だった。
それって彼がメディア用の顔を持たずそのまんまで居るからじゃないかと。表裏がなく、ちょっと不器用で繊細なラフの内面が見えた気がしてなんだかキュンとしました。
 
ってか、ふつーにカッコイイわ~!
 
あの上品なおじさまがあんな美しい現代アート柄でドレス作るんだよ!?
すべてをショーで出しきった時、ステージ裏で涙をこぼすんだよ!?
素敵過ぎか~!?
おじ専の女子どもは見るべき!!!
 
急に低俗な話になりましたね!
 
そういやこれが撮影された2012/2013AWの写真を全部見てたら私の大好きなフェイフェイ・サンという中国人モデルちゃんも出ていて嬉しかった。
 

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あと映画の中で白地に小さい花が散りばめられたようなドレスを着てたモデルちゃん。 今回が初めてのショーだとか。
ランウェイに出る直前、彼女の顔から緊張が伝わってきてさ(;_;)/~~~終わったあとやり遂げたね、良かったねってなった。
 


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パリコレって一部のトップモデルをのぞいて、みんな靴を履きつぶすほど歩き回ってオーディション受けなきゃいけないから大変だったろうね、みたいな気持ちとか。
 
 

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どんだけ高いヒールで裾を引きずるドレスを着ることになっても本番少しでもバランス崩したら、次のショーには呼ばれない。そんな厳しい世界でさ…彼女は生きていこうとしてるんだっていう気持ちとか。
色々混ざって。……頑張れ、エステルたん!
 
そんなわけでディオールと私、オススメです。
蜷川実花さんの作品好きな人とか視覚的にもとっても楽しめるんじゃないかな~♪
 
予告編
 
※この記事は以前別ブログで書いていたものをお引っ越ししたものです。